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メルセデス、通期は31%減益=コスト策発表

ドイツの自動車大手メルセデス・ベンツ・グループ(旧ダイムラー)は20日、2024年12月期のEBIT(利払い・税引き前利益)が135億9,900万ユーロとなり、前期比30.8%減少したと発表した。電気自動車(EV)需要の低迷やサプライチェーン(供給網)のコスト増が響いた。同社はこれを受け、27年までに材料費など生産コストを10%削減する計画を明らかにしている。

EBITを部門別に見ると、主力の乗用車部門メルセデス・ベンツ・カーズは84億6,000万ユーロと、40.5%縮小。メルセデス・ベンツ・バンズは6.6%減の29億3,200万ユーロだった。金融サービス部門メルセデス・ベンツ・モビリティーは12.9%落ち込んでいる。

グループの売上高は4.5%減の1,455億9,400万ユーロ。販売台数を見ると、メルセデス・ベンツ・カーズは198万3,403台で3%減った。メルセデス・ベンツ・バンズは9.4%減の40万5,610台だった。

メルセデス・ベンツは今年について、グループの売上高は前年をわずかに下回ると予測。EBITは大幅に縮小すると見込んでいる。売上利益率(ROS)については、メルセデス・ベンツ・カーズが6~8%、メルセデス・ベンツ・バンズが10~12%にそれぞれ低下するとみている。


関連国・地域: ドイツ
関連業種: 自動車・二輪車マクロ・統計・その他経済

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