ドイツのルフトハンザ航空傘下で航空機整備を手がけるルフトハンザ・テクニック(Technik)は13日、カナダのウエストジェット航空とエンジン整備で独占契約を結んだと発表した。カナダ西部カルガリーに1億2,000万ドルで整備工場を新設し、ウエストジェットが保有する50機のボーイング737MAXの修理を担う。
工場は2027年に稼働し、防衛・通信機器や航空エンジンを手がける仏サフランと米複合企業ゼネラル・エレクトリック(GE)の合弁会社CFMインターナショナルが手がけるエンジン「LEAP—1B」を点検する。ウエストジェットは737MAXを200機保有しており、ルフトハンザ・テクニックが整備する機体は30年までに130機に増える見通し。
契約は15年間で数十億ドルに上る。地元で160人の雇用創出も見込まれており、ルフトハンザ・テクニックのゾレン・シュターク最高経営責任者(CEO)は「新世代エンジンタイプのサポートでルフトハンザ・テクニックの主導的な地位を強調する契約だ」と述べた。
ウエストジェットのアレクシス・フォン・ホーンスブロークCEOは「重要なエンジン修理業務をカナダ国内に持ち込むことを通じて、業務上重要なパートで高い効率性やコスト管理の確実性をもたらすことができる」とコメントした。
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