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VWの団交、4日目突入 労組「決裂もシナリオの一つ」

国内工場の閉鎖を計画する独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)と、金属産業労働組合IGメタルの第5回団体交渉は19日、4日目に突入した。3日目の交渉では、国内工場の維持へ向け進展がみられたとの報道もあるが、労組側は「報道は推測だ」と打ち消した。

労組によると事業所委員会の広報担当者は、4日目の交渉に際し「まだいかなる決定にも至っていない。あらゆる点でまだ協議が続いている」と語った。「交渉内容がすべて確定するまで、結果は分からない」と慎重な姿勢を示した。

3日目終了時点で、交渉時間は50時間に達した。労組の広報担当者は「多くの進展がみられた部分もあるが、依然として対立している部分もある」と述べ、交渉が決裂することは考えられるシナリオの一つだと付け加えた。

経営改革を急ぐVWは、国内工場の少なくとも3カ所の閉鎖と、それに伴う大規模な人員減、給与の10%カットといった人件費削減を計画している。これに対し労組は、全拠点の維持と約13万人の従業員の雇用保障を求めている。今回の団交で何らかの解決策で合意できなかった場合、年明けに大規模なストライキを実施する可能性を示唆している。[労務]


関連国・地域: ドイツ
関連業種: 自動車・二輪車雇用・労務

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