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VW工場、再び警告スト 団交と同日、経営側に圧力

ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の国内工場閉鎖を巡り、独最大の労働組合である金属産業労組IGメタルは5日、国内工場9カ所で9日にも2度目の警告ストライキを実施すると発表した。第4回団交と同日に行うことで、経営側への圧力を強める狙い。

警告ストは4時間を予定しており、長さは10万人が参加した2日の2倍に及ぶ。4日に開かれた職場集会では、オリバー・ブルーメ最高経営責任者(CEO)が従業員に対して経営改革の必要性を改めて訴えたが、労使の対立は深まっている。

IGメタル交渉担当のトルステン・グローガー氏は声明で「ブルーメ氏が従業員の前でクリスマスを祝う一方、取締役会が解雇通知をクリスマスツリーの下に置こうというのはまやかしだ」と批判。北部ニーダーザクセン州ウォルフスブルク(Wolfsburg)の本社では、9日の交渉開始前に従業員数千人が集会を開くとみられる。

ロイター通信によると、VWは経済の安定と雇用見通しの確保を両立させる実行可能な長期的解決策を探るため、労組と対話を続けるとした。ただ次の団交で合意が得られなければ、ストライキが長期化する可能性もある。[労務]


関連国・地域: ドイツ
関連業種: 自動車・二輪車雇用・労務

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