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英、SMR開発で4社選定 日立やR・ロイス最終候補に

英政府は25日、原子力発電の小型モジュール炉(SMR)開発を巡る技術コンペで4社が最終候補になったと発表した。日立製作所と米複合企業ゼネラル・エレクトリック(GE)の合弁会社であるGE日立ニュークリア・エナジー、英航空エンジン大手ロールス・ロイス、米国のエネルギー技術会社ホルテック・インターナショナル、米国の原子力企業ウェスチングハウス・エレクトリック・カンパニー(WEC)が選ばれている。

4社は今後、原子力開発の監督機関グレート・ブリティッシュ・ニュークリア(GBN)と政府支援などを巡る協議に入る。

GBNは2023年7月にSMRのコンペの募集を開始し、同年10月に予備選考で6社を選んだ。今年3月に正式な入札が始まり、7月の期限までに6社のうち5社が応札していた。ロイター通信によると、GBNは30年代のプロジェクト実施を目指しており、最終的に2社を選定する可能性が高い。

7月に発足した労働党政権は、英国のネットゼロ目標の達成においてSMRが重要な役割を担うとの考えを示している。国内では多額の初期投資を必要とする従来型の原発新設プロジェクトが資金面の問題から難航しており、政府は閉鎖を予定する既存原発の後釜として、低コストで建設期間も短いSMRを展開することを検討している。[日本企業の動向][環境ニュース]


関連国・地域: 英国アジア米国
関連業種: その他製造電力・ガス・水道マクロ・統計・その他経済

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