• 印刷する

英経済、130億ポンド縮小か 石油・ガス企業への増税が裏目に

英国の業界団体オフショア・エナジーズUK(OEUK)は2日、政府が石油・ガス企業に対する増税に踏み切れば、英経済は2025~29年に約130億ポンド縮小するとの試算を明らかにした。投資の激減が見込まれるためで、長期的には石油・ガスの生産量の落ち込みにより歳入が120億ポンド減少するとしている。

政府は7月末、石油・ガス企業の利益に対する超過利潤税の税率を現行の35%から38%に引き上げると発表した。11月1日から実施する予定で、石油・ガスの上流事業への基準税率は75%から78%に上昇する。また、超過利潤税の適用期限を29年3月末から30年3月末に延長するほか、超過利潤税での29%の投資控除も撤廃する。

OEUKは、これらの増税がすべて実施されれば、25~29年の英領北海での投資は現在計画されている141億ポンドから23億ポンドに激減すると予想。これにより、約3万5,000人の雇用に影響が及ぶという。また、税収は一時的には増えるものの、27年以降は減少に転じるとの見方を示した。

OEUKのデービッド・ホワイトハウス最高経営責任者(CEO)は、「英国の石油・ガス企業は過去2年以上にわたり、通常の企業の約3倍の税負担を強いられている」と指摘。政府に対し、これらのデータを踏まえた上で、10月30日に発表する秋季予算案を見直すよう求めている。

英領北海での石油・ガスの生産量は、2000年代初めの日量440万バレルから130万バレルまで落ち込んでいる。


関連国・地域: 英国
関連業種: 天然資源マクロ・統計・その他経済

その他記事

すべての文頭を開く

英政府、AI導入加速 年始からの契約、すでに昨年超え(08/29)

水道テムズ、当局が罰金支払い計画を承認(08/29)

超高速ブロバン普及、規制が足かせに=BT(08/29)

日本車の対欧輸出、7月はホンダ除き不振(08/29)

中国からの小包、免税制度で急増=EC普及(08/29)

乗用車生産台数、7月は5.6%増加(08/29)

CBI小売売上高、8月は落ち込み減速(08/29)

英独仏、対イラン制裁復活の手続き開始(08/29)

英国、今夏の平均気温が過去最高に=気象庁(08/29)

光熱費、10月に2%引き上げ 輸送費増加や政府支援の拡大で(08/28)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン