第2次世界大戦のノルマンディー上陸作戦の決行日「Dデー」から6日で80周年を迎え、フランス北西部ノルマンディー地方で、記念式典が開催される。式典自体は外交・政治的な側面を持たないとされるが、ロシアによるウクライナ侵攻が続く中、出席する各国首脳らの発言が注目される。BBC電子版などが報じた。
式典には、マクロン仏大統領のほか、バイデン米大統領やチャールズ英国王、ショルツ独首相、カナダのトルドー首相ら約25人の国王・国家元首が出席する。大戦に参加した退役軍人約200人も招待されている。主催国のフランスは当初、ロシアの代表者を招待していたが、国内外からの強い批判を受けこれを撤回している。
バイデン大統領は訪仏に合わせ、同じく式典に参加するウクライナのゼレンスキー大統領と会談する予定だ。ロシアの侵攻を巡る安全保障などについて協議する見込み。
1944年6月6日未明に開始された上陸作戦では、米・英・カナダなどの連合国軍がドーバー海峡を渡ってノルマンディー海岸に上陸した。その規模は初日だけで約15万人、全体では200万人超となり、歴史上最大の上陸作戦とされている。
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