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ポストバンク、スト回避 労使交渉妥結で賃上げへ

ドイツ銀行の国内リテール子会社ポストバンクの賃上げ交渉が妥結した。統一サービス産業労組ヴェルディ(Ver.di)が2日明らかにした。これにより、5月に予定されていた無期限ストライキは回避される見通しだ。

ヴェルディは15.5%の昇給を求めていたが、最終的にポストバンク側が提示した2回に分けて合わせて11.5%の賃上げを行う案を受け入れた。妥協の条件として、2027年12月まで強制解雇は行わない取り決めを合意に盛り込んでいる。

給与は今年6月に7%、25年7月に4.5%の引き上げを予定する。6月の賃上げは金額ベースで最低270ユーロとすることでも合意した。

なお、ドイツ銀は10年にポストバンクを買収したが、この際の株式公開買い付け(TOB)価格が不当に低かったとして、一部の旧投資家から提訴されている。ドイツ銀は原告の主張を認めていないが、4月に第2四半期(4~6月)決算でこの訴訟に絡んで約13億ユーロを引き当てる方針を明らかにした。[労務]


関連国・地域: ドイツ
関連業種: 金融マクロ・統計・その他経済雇用・労務

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