防衛機器や自動車部品を手がけるドイツのラインメタルは14日、2023年12月通期のEBIT(利払い・税引き前利益)が8億9,700万ユーロとなり、前期比22%増加したと発表した。侵攻を受けているウクライナに軍事支援を行うドイツなど、西欧諸国からの武器・弾薬の需要が引き続き拡大し、過去最高益を更新した。
売上高は71億7,600万ユーロと12%増加。うち、武器・弾薬部門は29%伸びた。自動車部門は15%、電子機器ソリューション部門は13%それぞれ拡大している。EBITベースの利益率は全体で12.5%と、1年前から1ポイント上昇した。
自動車部門の新規受注高は71億4,400万ユーロと、前年から4.5倍に増加。全体の12月末時点の受注残は44%伸び、382億9,000万ユーロに拡大している。
ラインメタルは今年について、売上高が100億ユーロに到達し、過去最高を記録すると予想。営業利益率は14~15%になると見込んでいる。
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