郵船ロジスティクスは1日、2025年に英国で、自動倉庫システムなどを導入した大型ロジスティクスセンターを開設すると発表した。投資総額は過去最大の約500億円で、同国でのコントラクト・ロジスティクス事業を強化する狙い。同社は発表に先立ち、英商業不動産SEGROグループと15年間の賃貸借契約に合意した。
建設地はイングランド中部ノーサンプトン。敷地面積は同社の施設としては最大規模となる11万平方メートルで、日用品や大型家電など幅広い貨物を取り扱う。温度管理した医薬品専用スペースも配置する。
自律走行搬送ロボットや、パレット立体自動倉庫機能など最新の自動倉庫システムを導入することで、時間を問わず正確で安定したオペレーションを実現させる。屋根には太陽光発電パネルを設置するなど、環境にも配慮した施設となる。
同社は24年内にも、ベルギー南部ナミュール州に自動倉庫システムを導入した医薬品専用の物流拠点を新設する予定。欧州で物流サービスの拡大を加速させている。[日本企業の動向]
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