英国家庭の光熱費が4月以降、年間300ポンド近く低下する――。コンサルティング企業コーンワル・インサイトのこうした予測を、BBC電子版が伝えた。
それによると、平均的な世帯のエネルギー料金はこの先、過去2年余りで最低の年間1,635ポンドへと、現在の1,928ポンドから15%安くなる見通し。改定の影響を受けるのはイングランド、スコットランド、ウェールズの合わせて2,900万世帯で、北アイルランドは対象外だ。
エネルギー業界の監督機関Ofgemは近く、4月から3カ月間の電力・ガス料金の新たな上限を発表する。これは単位当たりの価格規制のため、使えば使うほど料金が上がることに変わりはない。
コーンワルは今回、予想をやや下方修正した。その理由として、暖冬の影響のほか、紅海の船舶攻撃の問題が懸念されていたほど深刻化せず、卸売価格の上昇が抑えられたことを挙げている。[環境ニュース]
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。