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次世代核燃料の国内生産支援 英、3億ポンド投資=露依存脱却

英政府は7日、次世代の小型モジュール炉(SMR)の燃料となる高純度低濃縮ウラン(HALEU)の国内生産の支援に3億ポンドを投じると発表した。HALEUは現在は大半がロシアから供給されており、この分野でロシアへの依存から脱却することを目指す。

最初の生産施設は、2030年代初めにイングランド北西部で稼働させる方針。同地域の核燃料生産拠点を強化していく計画で、この他の先進的な核燃料の生産技術や施設の開発にさらに1,000万ポンドを提供する。

エネルギー安全保障・ネットゼロ省は、「HALEUプログラムの開始により、英国は先進的な核燃料を世界に供給していく」と述べている。

HALEUは従来型の原子力発電所で使われる核燃料に比べてウラン濃縮度が高い特殊な燃料で、これまではロシア国営の原子力企業ロスアトムの系列企業だけが販売していたが、昨年には米国で生産が始まった。

英政府は、50年までに原子力発電所の発電容量を最大で24ギガワットに引き上げ、国内電力の25%を原発で賄う目標を掲げる。[環境ニュース]


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関連業種: 電力・ガス・水道マクロ・統計・その他経済

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