九州電力は、英スコットランド沖の洋上風力発電所「シーグリーン」の海底送電事業における優先交渉権を獲得したと発表した。傘下のキューデン・インターナショナルと九州電力送配電が英国のインフラファンド、エクイティックス(Equitix)と共同で事業権を取得する。英国で開発が進む洋上風力発電設備の導入拡大と温室効果ガスの排出量抑制に貢献する狙いだ。
合計資産価値が約1,140億円相当の海底・地中送電設備と洋上・陸上変電設備の所有権・運営権取得を目指す。海底および地中送電ケーブルの長さは約84キロメートル。24年間にわたり海底送電設備の運用・保守を担う。
英規制当局や洋上風力発電所の開発事業者などとの交渉・契約を経て、事業権を正式に取得する予定だ。
シーグリーンはスコットランド東部アンガス州の沖合約27キロメートルに位置し、風力タービン114基から成る。設備容量は1,080メガワットと、洋上風力発電所としてはスコットランド最大。[日本企業の動向][環境ニュース]
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