• 印刷する

日産と三菱自、ルノーEV事業への出資確約

日産自動車と三菱自動車は6日、アライアンスを組むフランスの自動車大手ルノーの電気自動車(EV)・ソフトウエア子会社アンペア(Ampere)に、予定通りそれぞれ最大6億ユーロ、2億ユーロを出資すると確約した。欧州市場向けのEV開発に同子会社を活用するとしている。

日産の内田誠社長兼最高経営責任者(CEO)は同日の共同記者会見で、日産はアンペアの「戦略的投資家」になると強調した。欧州向け小型車「マイクラ(Micra)」のEV版は、アンペアが開発・製造するとした上で、同社のソフトウエアやコネクティビティー技術を欧州以外の市場で利用する可能性も示唆。「世界中で単独でEVを開発するのは極めて困難」との考えを示した。

ルノーのルカ・デメオCEOは、日産はアンペアを活用することにより、「マイクラ」のコストを50%削減できるとの見通しを示している。

日産は7月にルノーとの資本関係対等化で正式に合意した際に、アンペアに最大6億ユーロを出資すると発表。三菱も10月に最大2億ユーロを出資するとしていた。アンペアは11月にルノーから分離・独立。来年に新規株式公開(IPO)を予定している。[日本企業の動向]


関連国・地域: フランスアジア
関連業種: 自動車・二輪車金融

その他記事

すべての文頭を開く

チェコ原発開発、裁判所が差し止め(05/08)

独仏、緊密な防衛協力約束 メルツ新首相、マクロン氏と会談(05/08)

仏新車登録台数、4月は5.6%減少(05/07)

仏製造業生産、3月は0.6%増加(05/07)

ユーテルサット、新CEOにオレンジ幹部(05/07)

EU、世界の科学者誘致へ5億ユーロ拠出(05/07)

ITER、超伝導パルス磁石の全部品完成(05/07)

LVMH、酒造部門で10%の人員削減へ(05/06)

ライフ、グリーン水素生産に向け資金調達(05/06)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン