ドイツのタイヤ・自動車部品大手コンチネンタルは13日、コスト削減のため、大規模な人員整理を行うと発表した。2025年まで毎年4億ユーロを削減する計画の一環。人員整理の具体的な数には言及していないものの、「自動車部門では4桁台半ばを見込んでいる」としている。
ドイツ経済誌マネジャー・マガツィーンは12日に、自動車部門で計5,500人を整理し、うち1,100人超はドイツ国内30カ所の拠点の従業員が対象になると報じていた。
コンチネンタルはこの報道についてはコメントを控えたが、研究開発(R&D)から生産までさまざまな措置を講じて、事業・運営構造を簡素化することに焦点を当てると説明した。
この一環として、自動車部門では六つある事業領域のうち、スマートモビリティー事業を解体。アーキテクチャ&ネットワークと自立型モビリティ、セーフティ・アンド・モーション、ソフトウエア&セントラルテクノロジー、ユーザーエクスペリエンスの5部門に統合する。
コンチネンタルを巡っては8月、ゴム・プラスチック製品子会社コンチテックの自動車関連事業の売却を検討しているとマネジャー・マガツィーンが報じた。[労務]
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