丸紅は12日、英国のクリーンエネルギー分野に、事業パートナーと共に、今後10年間で約100億ポンドを投資すると発表した。これに向け、同国政府と包括的な協力覚書を締結した。英国は、2050年に温室効果ガス排出量を実質ゼロ化する目標を掲げており、30年までに洋上風力発電を最大50ギガワット、低炭素水素の製造能力を10ギガワットとすることを目指している。
ロイター通信によると、丸紅は洋上風力発電などに10億ポンド前後を投資する計画。中でもスコットランド沖の浮体式洋上風力発電所「オシアン」が最大規模のプロジェクトになる見通しだという。
オシアンは発電容量3.6ギガワットで、浮体式洋上風力発電所としては世界最大規模。年間600万世帯の消費電力を賄い、二酸化炭素(CO2)排出を年間で750万トン削減できる。[環境ニュース][日本企業の動向]
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