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英沖の風力発電所、初送電 日立エナジーが変換所=世界最大

日立製作所の送配電網子会社、日立エナジー(スイス、旧日立ABBパワーグリッド)は11日、同社が高圧直流送電(HVDC)変換所を提供した世界最大の洋上風力発電所「ドッガーバンク(Dogger Bank)」から英国本土への初送電が実施されたと発表した。ドッガーバンクは2026年の完成後、英国の電力需要の約5%、600万世帯分に相当する3.6ギガワットの電力を供給することが可能になる。

ドッガーバンクの位置とHVDC連系線のルート(日立エナジー提供)

ドッガーバンクの位置とHVDC連系線のルート(日立エナジー提供)

ドッガーバンクはイングランドの北東沖約130キロメートルに建設中で、「ドッガーバンクA」、「ドッガーバンクB」、「ドッガーバンクC」の三つの発電所で構成されている。日立エナジーは19年、ドッガーバンクA・B向けに陸上HVDC変換所2基と洋上HVDC変換所2基を受注。21年にはC向けに陸上・洋上HVDC変換所計2基を受注した。

英政府は、30年までに電力需要の最大3分の1を洋上風力発電で賄うという目標を掲げており、ドッガーバンクがこの達成に貢献するものと期待されている。[日本企業の動向][環境ニュース]


関連国・地域: 英国アジア
関連業種: 電力・ガス・水道マクロ・統計・その他経済

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