バイオ医薬品のそーせいグループ(東京都千代田区)は10日、英国の同業ファームイネーブル(PharmEnable)と提携を拡大したと発表した。両社のプラットフォーム技術を融合し、神経疾患をターゲットとした2番目の新規リード化合物創出に取り組む。
両社は今後、創薬とその後の開発を共同で実施・費用負担する。そーせいグループの構造ベース創薬(SBDD)プラットフォームと、人工知能(AI)・医薬品化学に基づくファームイネーブル独自の先進テクノロジー「chemUNIVERSE」を融合。これにより、非常に特異性の高い新規リード化合物を特定し、開発を進めることが可能になるという。
両社は2021年1月に技術提携を締結。互いの技術を補完することで、新規の結合様式とケモタイプ(化学種)を持つ有望な低分子化合物を同定することに成功し、これを受けて提携拡大に至ったと説明している。[日本企業の動向]
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