フランスの自動車大手ルノーは26日、日産自動車および三菱自動車との共同調達を解消すると発表した。2月に発表した提携関係見直しに沿ったもので、共同購買会社は、年内にプロジェクトごとの調達に焦点を当てた個別の組織に移行する。
今回の動きは、電気自動車(EV)やコネクティビティーなどを巡る規制の違いから地域化が進む自動車市場に適応するためのもの。地域ごとの特性に合わせた迅速な判断を可能とすることで、機動性の向上や競争力の強化を狙う。3社は地域的な強みや技術的資源、市場専門知識を活用しながら、それぞれの戦略を支えるという。
ルノーと日産、三菱は2月、ルノーと日産の資本関係の対等化を含むアライアンスの強化に向けた新たな取り組みで合意。7月には最終契約を結んだ。これに基づく取引は今年第4四半期(10~12月)に完了する見通し。[日本企業の動向]
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