英政府は18日、イングランド東部サフォーク州で計画する新規原子力発電所「サイズウェル(Sizewell)C」への民間投資の募集を開始したと発表した。プロジェクト参画を希望する企業は、10月9日までに事前資格審査の質問票に回答する必要がある。
政府は、「現段階では詳細は公表できないが、複数の企業が参画の意志を示している」としている。
サイズウェルCプロジェクトはフランス電力(EDF)が進めるもので、総工費は200億ポンドとなる見込み。政府はEDFと7億ポンドずつを出資して開発を進めているが、建設・運用段階では資金調達のため外部からの投資を模索する方針を示していた。
同プロジェクトでは、既存の「サイズウェルB」の北方に原子炉2基を建設する。設備容量は3.2ギガワットと、国内電力需要の7%を賄える見込み。政府は原発で賄うエネルギーの割合を現在の16%から50年までに25%に引き上げる方針。これに向け30年までに原子炉8基を新設する計画だ。[環境ニュース]
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