ドイツの建設大手ビルフィンガーは7日、オランダの産業機器ストーク(Stork)の一部事業を買収すると発表した。熟練労働者の獲得競争が激しさを増す中、従業員2,700人超を引き継ぐことが可能になる。経済紙ハンデルスブラットによると、取引額は2,600万ユーロの見込み。
ストークの親会社である米国の建設大手フルアー(Fluor)・コーポレーションと合意に達した。買収手続きは2024年上半期(1~6月)に完了する予定。25年半ばまでに、ビルフィンガーグループへの完全な統合を目指す。
獲得する事業の年間売上高は約5億ユーロ。ストークのドイツ、オランダ、ベルギー事業の他、米国のターボブレーディング製造事業を引き継ぐ。
ビルフィンガーのトーマス・シュルツ最高経営責任者(CEO)は買収について「ビルフィンガーの欧州市場での地位を強化し、グループの成長を促進するための完璧な戦略的獲得だ」と説明した。
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