• 印刷する

独、水素パイプライン網整備へ 炭素排出削減で=草案公表

ドイツ政府は12日、水素パイプライン網敷設計画の草案を公表した。国内各地の工業地帯に水素を供給し、炭素排出量を削減する狙い。7月28日まで意見公募を実施した上で、最終案を策定する。

この草案は、送ガス系統事業者の業界団体FNBガスが作成したもの。総延長1万1,200キロメートルのパイプラインで、西部ライン川流域や東部、南部の工業地帯と水素の生産・貯蔵施設や輸入拠点を接続するとしている。特に、鉄鋼、セメント、ガラスなどのメーカーが集中する西部に重点が置かれている。

この計画では、309件の水素生産プロジェクトが水素供給源として考慮されており、これにアンモニアとして輸入される水素を加えて、87ギガワット相当の水素を供給するとしている。

経済・気候保護省は、今回の草案公表が水素経済の確立に向けた「スタートの合図」になるとしている。ドイツは2045年までに炭素排出量を実質ゼロ化することを目指しており、水素の活用をその重要な手段とみなしている。[環境ニュース]


関連国・地域: ドイツ
関連業種: 化学建設・不動産マクロ・統計・その他経済

その他記事

すべての文頭を開く

独業界団体と労組、撤回要求 35年のICE車禁止は「不可能」(09/15)

モンテネグロ、28年のEU加盟目指す(09/15)

ノバ・バンク、ストックホルム上場を検討(09/15)

独西部でスタートアップ祭典 <独自>2回目開催=環境に焦点(09/15)

今年の輸出、2.5%縮小予測=貿易業連合会(09/15)

鉄鋼業界、16日から賃金交渉=8.2万人対象(09/15)

ルフトハンザ、6月までにITA株9割に(09/15)

ルフトハンザ操縦士、スト実施問う投票開始(09/15)

インフレ率、8月は2.2%に加速=改定値(09/15)

ベルリンの停電、60時間後に完全復旧(09/15)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン