ドイツの商用車大手ダイムラー・トラックは9日、第1四半期(1~3月)のEBIT(利払い・税引き前利益)が11億2,100万ユーロとなり、前年同期から2.4倍に拡大したと発表した。販売台数が伸びたほか、利益率が向上したことが奏功した。
売上高は25%増の132億ユーロ。うち北米トラック部門は27%拡大し、アジアトラック部門は24%伸びた。メルセデス・ベンツは16%、ダイムラー・バスは52%それぞれ増えている。金融サービス部門は98%拡大した。純利益は7億9,500万ユーロと2.9倍に伸びている。
グループの販売台数は12万5,172台と15%拡大。うち北米トラック部門は12%増の4万8,891台、アジアトラック部門は34%増の4万210台だった。メルセデス・ベンツは2%増の3万4,492台、ダイムラー・バスは55%増の5,570台となっている。
自動車事業の売上高利益率(ROS)は実質8.8%と、1年前から2.9ポイント上向いた。
ダイムラー・トラックは今年について、グループ全体の売上高は550億~570億ユーロ、販売台数は51万~53万台になるとの見通しを維持した。
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