ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は14日、2022年12月期の営業利益が221億2,400万ユーロとなり、前期比14.8%増加したと発表した。電気自動車(EV)の成長戦略が奏功。最新モデルの売れ行きが好調で、全地域で力強い伸びを見せた。
売上高は11.6%増の2,792億3,200万ユーロ。販売台数は848万1,000台で、1.1%落ち込んだ。
特別損益を除く営業利益は12.5%増の225億2,300万ユーロ。これをベースとする利益率は8.1%と、1年前を0.1ポイント上回っている。
VWは今年について、販売台数に占めるEVの割合を約10%に引き上げる目標を示した。オリバー・ブルーメ最高経営責任者(CEO)は、エレクトロモビリティー(eモビリティー)化に向けて、バッテリー容量と充電ネットワークの拡大に取り組むと述べた。
同社は併せて、向こう5年間で、バッテリー生産や北米事業の拡大などに1,800億ユーロを投資すると発表した。
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