• 印刷する

スペインでグリーン水素生産 BP、30年までに20億ユーロ投資

英国の石油大手BPは2月28日、スペイン東部バレンシア州カステリョン(Castellon)製油所でグリーン水素を生産するため、2030年までに最大20億ユーロを投じる計画を発表した。同社が率いる官民連携プロジェクトで、同年までに電解槽の容量を最大2ギガワットに引き上げる。

最初の電解槽は27年に稼働予定で、容量は200メガワット。グリーン水素の年産量は最大3万1,200トンと見込まれる。同製油所で用いられている化石燃料由来のグレー水素を、再生可能エネルギー由来のグリーン水素に切り替えることで、操業の脱炭素化につなげるという。

このプロジェクトでは併せて、カステリョン製油所におけるバイオ燃料生産能力を、3倍の年間65万トンに引き上げる。生産されたグリーン水素は、持続可能な航空燃料(SAF)を含むバイオ燃料生産にも用いられる。

BPはさらに、グリーン水素をバレンシア州の排出削減が困難な産業にも供給する計画。窯業の天然ガスの代替や、化学産業でのグリーンアンモニアの生産などに活用される見通しだという。[環境ニュース]


関連国・地域: 英国スペイン
関連業種: 化学天然資源マクロ・統計・その他経済

その他記事

すべての文頭を開く

欧州首脳、トランプ大統領と電話会談=13日(08/13)

英失業率、4.7%で横ばい 平均給与は伸び減速=6月(08/13)

伊エッソ給油所網、地場5社が英社から取得(08/13)

BRC小売売上高、7月は2.5%増加(08/13)

人材派遣ペイジ、上半期は12.3%減益(08/13)

食事宅配デリバルー、上半期は46%増益(08/13)

住宅ベルウエー、通期引き渡し戸数は14%増(08/13)

加鉱山DPMの英同業買収、ボスニアが承認(08/12)

米露首脳、15日にアラスカ州で会談(08/12)

断熱改善、作業員確保が課題 500万軒改修=年間14万人必要か(08/12)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン