英国の運輸省は21日、イングランドでの電気自動車(EV)向け充電インフラ拡充に向け、公共・民間投資合わせて5,600万ポンドを追加投資すると発表した。これにより、充電ポイント2,400基が新設される。
政府は今回、充電インフラ整備の促進を目的とした「ローカルEVインフラストラクチャー(LEVI)」スキームの対象に、イングランド北西部カンブリア州や南部ウエストサセックス州を含む16カ所の地方自治体を追加。既に対象だった自治体のうち北東部ダラム州など3地域については、プログラムを拡張する。
これに対し、政府は2,200万ポンドを拠出するほか、民間資金から1,700万ポンド、各自治体の公的資金から200万ポンドをそれぞれ振り向ける。加えて、地方自治体が充電インフラ拡充計画を進めるための人材確保などを目的に、800万ポンドの基金を新設する。
さらに、住宅地の公道に充電ポイントを敷設する「オンストリート・レジデンシャル・チャージポイント・スキーム(ORCS)」にも700万ポンドを追加投入。これにより、同スキームへの今年の拠出額は3,700万ポンドとなる。ORCSを通じてこれまでに設置された充電ポイントは3,000基で、さらに1万基の新設が計画されている。[環境ニュース]
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