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石油シェル、中核事業を統合 組織簡素化で業績強化=7月から

英国の石油大手シェルは30日、中核事業を統合すると発表した。ガス部門と探査・採掘の上流部門を統合して新たに統合ガス・上流部門を設けるとともに、石油精製・販売の下流部門と再生可能エネルギー部門も統合し、下流・再生可能エネルギー部門とする。1日に就任したワエル・サワン最高経営責任者(CEO)の下で、組織を簡素化し業績の強化を目指す。

部門の統合は7月1日付で実施する。これに伴い、執行役員の人数も9人から7人に減らす。併せて、戦略・サステナビリティー・コーポレートリレーションズ部門は廃止する。戦略部門は新規事業開発部門と統合し、サステナビリティー部門と共にシニード・ゴーマン最高財務責任者(CFO)の直属となる。これにより戦略立案を簡素化し、資本配分の決定を向上させる。また、コーポレートリレーションズ部門はサワンCEOの直属となる。こうした組織変更に伴い、一部の従業員が削減される可能性もある。

サワン氏は、投資家から株主利益を高めるよう迫られている。同氏は組織見直しについて、「インターフェースが少なくなることで協力や規律、スピードが向上し、事業全体での業績強化と投資家への利益還元に集中できる」と述べている。[労務]


関連国・地域: 英国
関連業種: 天然資源雇用・労務

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