• 印刷する

核燃料の生産増強へ基金設立 最大7500万ポンド規模=英政府

英政府は2日、核燃料の国内生産拡大に向け、最大7,500万ポンド規模の基金を立ち上げると発表した。ロシアからの供給の代替手段とし、エネルギー安全保障を強化する狙い。

うち最大1,300万ポンドは、イングランド北西部プレストン(Preston)近郊の核燃料生産施設に既に割り当てており、ウランおよび再処理ウランの転換能力の開発に役立てる。この投資により、数百人の高技能労働者の雇用が保障されるという。

基金のうち5,000万ポンドについては、この日に入札を開始。新規の国内生産プロジェクトや、高純度低濃縮ウランなどの先進モジュール炉(AMR)向け燃料生産プロジェクトを支援する計画だ。

政府はこの基金により、核燃料の国内生産技術の開発と商用化に向けた投資が促進されるとし、輸出の可能性も検討。国際的にロシア産に代わる供給の多様化にも役立つとしている。

主要7カ国(G7)は昨年6月、民生用原子力と関連商品について、ロシア依存を低減するために協働することで合意した。ロシアは世界のウラン転換能力の2割、濃縮能力の4割を占めるほか、再処理ウランの転換は現在、ロシアでのみ行われている。


関連国・地域: 英国
関連業種: 電力・ガス・水道マクロ・統計・その他経済

その他記事

すべての文頭を開く

個人投資家の株式購入を促進 英当局、改革案を発表(12/11)

ファースト、ロンドン地上鉄道の運行契約(12/11)

アングロ、加同業テックと合併へ=株主承認(12/11)

日産、ウェイブと協業=27年に量産車を販売(12/11)

予算案、インフレ率0.5ポイント押し下げも(12/11)

カード支出、11月は1.1%減=バークレイズ(12/11)

DHL職員、ルートンでスト=賃上げ要求(12/11)

英中銀、コスト削減に着手 IT投資資金確保へ=人員整理も(12/10)

EU、若者向けビザ制度で英に上限撤廃要求(12/10)

オクトパス、スペイン顧客倍増へ=26年(12/10)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン