英政府は18日、北海における洋上風力発電と送電網の開発に向けて欧州委員会をはじめ近隣諸国と協力することで合意した。これにより、2030年までに洋上風力発電の発電量を5倍に増やす計画に弾みをつける考えだ。
政府は今回、これに向けて「北海エネルギー協力(NSEC)」を結んでいる。NSECには欧州委のほか、ベルギー、デンマーク、フランス、ドイツ、アイルランド、ルクセンブルク、オランダ、スウェーデン、ノルウェーが参加。英国はフランス、ベルギー、オランダとは既に電力の輸出入をしているが、新たな協定により電力網の相互接続が促進される見通し。
英政府は、30年までに洋上風力発電の発電量を5倍の50ギガワットに増やし、電力の相互接続容量は現在の8.4ギガワットから18ギガワットにする目標を掲げる。
スチュアート・エネルギー・気候担当閣外相は今回、「北海での再生可能エネルギー開発はクリーンなエネルギーへの移行を加速し、英国と欧州近隣諸国のエネルギー安全保障を強化するために不可欠」と述べた。[環境ニュース]
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