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英中銀、3.5%に利上げ 景気後退懸念もインフレ抑制優先

英中銀イングランド銀行は15日、政策金利を0.5ポイント引き上げて、過去14年で最高の3.5%とすると発表した。14日まで開いた金融政策委員会(MPC)で9会合連続の金融引き締めを決めており、さらなる利上げも示唆している。英経済は長期の景気後退に陥る懸念が指摘されているが、インフレの抑制を優先した形だ。

議事録によると、金融政策委員9人のうち6人が0.5ポイントの利上げを支持した。これに対し、2人は現行の金利でもインフレ率を2%まで低下させることは可能として据え置きを主張したほか、残る1人は0.75ポイントの引き上げを訴えた。

ただ大半の委員は、MPCが11月に公表した金融政策報告書の予測に沿って経済が推移する場合、インフレ率を持続的に目標値まで戻すには、追加の利上げが必要との見方を示している。中銀は同時に、経済見通しは不確実性が強く、インフレ圧力が今後も続くことが予想される場合には、必要に応じて強く対処していく姿勢を打ち出した。

英国の11月のインフレ率は10.7%と、前月から0.4ポイント鈍化した。中銀は、インフレ率は来年第1四半期(1~3月)にかけて徐々に低下すると予想。また、政府が秋季予算案で光熱費の上限価格を据え置く支援策を2024年月まで延長したことで、来年第2四半期のインフレ率は当初予想よりも0.75ポイント程度低くなると見通しを示した。

一方、第4四半期(10~12月)の国内総生産(GDP)は0.1%縮小すると予想。11月時点の0.3%の縮小から、見通しを引き上げている。ただ、個人消費は依然として弱く、投資意欲も低下していると指摘した。


関連国・地域: 英国
関連業種: 金融マクロ・統計・その他経済

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