屋外広告で世界2位のJCドゥコーは9日、第1四半期(1~3月)の売上高が前年比6.3%増の5億6,900万ユーロになったと発表した。事業の買収・売却や為替変動の影響を除いた実質ベースでは全体で3.3%のプラス。中国などで経済成長が加速した上、デジタル広告が伸びたことが寄与した。
当期はストリートファーニチャー(街路備品)を使った広告と交通広告がそれぞれ1.5%、12.2%増加。また、専用掲示板(ビルボード)を使った広告は8.3%伸びている。地域別に見ると、南欧諸国が軒並み2けたの落ち込みとなったほか、英国とフランスも小幅に減少している。
同社は第2四半期について、中国と足元のフランスを含む欧州市場の減速が見込まれるため、売り上げの伸びは鈍化するとの見方を示した。
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。