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シェル、CEOが年末退任 後任は再生エネ部門の責任者

英国の石油大手シェルは15日、ベン・ファンブールデン最高経営責任者(CEO)が今年末で退任すると発表した。後任には、統合ガス・再生可能エネルギー部門の責任者であるワエル・サワン氏が指名され、来年1月1日付で就任する。ファンブールデン氏は来年6月末まで取締役会の顧問を務めた後に、シェルを離れる。

サワン氏は1997年にシェルに入社し、中核事業である上流事業と統合ガス事業、下流事業でさまざまな職務を経験。その後、上流事業のトップを経て昨年10月から現職を務める。次期CEOの選定では、かねて有力候補と目されていた。同氏はCEO就任について「エネルギー転換がもたらす課題に向き合い、チャンスをつかんでいきたい」と述べている。

ファンブールデン氏は2014年にCEOに就任し、16年には英競合BGグループの買収を実現させたほか、事業の合理化を進めてきた。シェルは昨年2月、50年までに炭素排出量を実質ゼロとする目標に向けエネルギー事業の転換を加速させる戦略を発表。今年初めには、それまで英国とオランダの二重構造となっていた株式や本社機能を英国に一本化するとともに、社名もロイヤル・ダッチ・シェルからシェルに改めた。[労務]


関連国・地域: 英国
関連業種: 天然資源雇用・労務

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