ドイツの自動車各社の第2四半期(4~6月)の米国販売実績が出そろった。フォルクスワーゲン(VW)の高級スポーツカー部門ポルシェを除き、軒並み前年を下回った。なお、メルセデス・ベンツ・グループ(旧ダイムラー)は5日時点でデータを公表していない。
VWの販売台数は前年同期比34%減の7万8,281台。うちスポーツタイプ多目的車(SUV)「アトラス」は35%減の2万5,678台、「ティグアン」は46%減の2万495台、コンパクトセダン「ジェッタ」は36%減の1万2,913台だった。半面、SUV「タオス」は1万4,281台と、2.9倍に拡大した。
VWの高級車部門アウディは、28%減の4万8,049台。車種別で最も売れたSUVの「Q5」は17%減の1万5,621台で、次いで人気の高かった「Q3」は35%減の6,378台だった。「Q7」は48%減の5,221台、セダンの「A5」は29%減の4,783台となった。
ポルシェは3%増の1万9,487台。SUV「カイエン」は2%減の5,913台、クロスオーバーSUV「マカン」は16%増の5,910台、旗艦モデル「911」は31%増の3,052台、電気自動車(EV)「タイカン」は25%減の2,524台だった。
BMWはグループ全体で21%減の8万4,036台。「BMW」ブランドの乗用車と小型商用車は合わせて18%減の7万8,905台、小型車の英「ミニ」は45%減の5,131台だった。
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。