ドイツの自動車大手ダイムラーは1日、社名を「メルセデス・ベンツ・グループ」に変更した。昨年12月に商用車部門を「ダイムラー・トラック・ホールディング」としてフランクフルト証券取引所に上場したことを受けたもので、今後は「メルセデス・ベンツ」ブランドの高級乗用車・バンに専念する。
メルセデス・ベンツ・グループは今後、「メルセデス・ベンツ」、「メルセデスAMG」、「メルセデス・マイバッハ」、「メルセデスEQ」の各ブランドを手掛ける。社名変更に伴い、金融サービス事業ダイムラー・モビリティーも「メルセデス・ベンツ・モビリティー」と改称する。
同社は昨年2月にダイムラー・トラックのIPO計画を発表。10月の臨時株主総会で株式99.9%を放出することが承認され、12月10日に上場を果たしていた。同社はかねて、ダイムラー・トラックの分離に伴い、今年2月から社名を変更するとしていた。
メルセデス・ベンツ・グループのオラ・ケレニウス最高経営責任者(CEO)は「社名変更は当社の新たな戦略的焦点を示すもの」とコメント。「世界で最も望ましいクルマづくり」という基本精神にのっとり、今後は「eモビリティーとソフトウエアで業界をリードする」と意欲を示した。
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