• 印刷する

感染者の6割強は再感染か イングランド=大学調査

インペリアル・カレッジ・ロンドンは26日、イングランドで1月に新型コロナウイルスの感染が確認された人の3分の2弱は、過去に感染歴があると回答したとする調査結果を明らかにした。また、新規感染者数の減少ペースは最近になり失速しており、高止まりする可能性があるとしている。

同大は2020年5月から、自宅検査キットを無作為に送付し感染調査を行っている。最新の調査は、今年1月5~20日に行われた10万607件の検査結果に基づいており、陽性率は過去最高の4.41%だった。陽性者のうち64.6%は、感染歴があると答えた被験者だという。ただし、あくまで自己申告に基づくもので、PCR検査が過去の感染に反応している可能性もあることから、実際の再感染率は不明だとしている。

ウイルスの株が特定された1,406件のうち、99%は新たな変異株「オミクロン株」で、さらにその亜種で「ステルスオミクロン」とも呼ばれる「BA.2」型も6件確認された。残りの1%はデルタ株だった。

調査を率いるポール・エリオット教授は、1月に感染が急減したのは喜ばしいが、依然として有病率は高く、減少ペースはおそらく失速していると指摘。学校が始まったことで子供の間で感染が急拡大しているほか、高齢者の感染も増えていることから入院患者が増える可能性があると懸念している。


関連国・地域: 英国
関連業種: 医療・医薬品マクロ・統計・その他経済

その他記事

すべての文頭を開く

英、インフラに7250億ポンド 道路・学校・住宅など=今後10年で(06/20)

中銀、4.25%に金利据え置き=物価上昇加味(06/20)

世界競争力ランキング、スイスが首位=25年(06/20)

独保険アリアンツ、英国で650人削減へ(06/20)

TSBバンク、複数行が買収の意向表明か(06/20)

豪投資マッコーリー、英3空港の株式取得(06/20)

英沖で浮体式風力開発へ=エクイノールなど(06/20)

ロンドンの労働生産性、コロナ前水準に低下(06/20)

鉄鋼・医薬品は7月合意も 英、来週に米と交渉=貿易協定(06/19)

ノルウェー、世界最大のCCS事業本格始動(06/19)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン