• 印刷する

EU、ワクチン接種者の域内移動制限を撤廃

欧州連合(EU)理事会は25日、新型コロナウイルスワクチンの接種完了などを証明する域内共通の「EUデジタルCOVID証明書」の所持者を対象に、域内の自由な移動を制限しないことを推奨すると発表した。2月1日から適用される。以後は出発地域の感染状況ではなく、個人の状況に基づいて入国時の検査の必要性などを判断すべきだとしている。

理事会は、個人を基準とすることで適用ルールが簡素化され、移動者にとって明確で予測しやすいものになると説明。これに従うかは各加盟国の判断に委ねられるが、協調が重要だとしている。

なお、デジタル証明書を持たない人は、出発前か到着後24時間以内の検査などが義務付けられる可能性がある。また、欧州疾病予防管理センター(ECDC)の分類で感染リスクが最も高い「ダーク・レッド」に指定される地域は適用が除外され、不要不急の行き来は控えるべきとされている。

2月からは併せて、EUデジタルCOVID証明書の有効期限がワクチン接種完了から9カ月(270日)に統一される。同証明書ではこのほか、感染からの回復か、検査での陰性結果も引き続き有効となる。[EU規制]


関連国・地域: EU
関連業種: 医療・医薬品マクロ・統計・その他経済社会・事件

その他記事

すべての文頭を開く

洋上風力「ニューディール」 <独自>専門家に聞く将来図(05/09)

米関税への報復リスト提案 EU、950億ユーロ相当の輸入品(05/09)

【ウイークリー統計】第189回 EU、医薬品の輸出が増大(05/08)

EU、米ボーイング機に報復関税も(05/08)

製薬クセリア、コペンハーゲン工場を閉鎖(05/08)

ユーロ圏小売売上高、3月は0.1%減少(05/08)

欧州企業、露産ガス契約の開示義務化も(05/08)

ユーロ圏生産者物価、3月は1.9%上昇(05/08)

半導体業界、EUに支援拡大呼びかけ(05/08)

太陽光発電協会、中国・華為の会員資格剥奪(05/08)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン