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仏、ワクチン接種を事実上義務化へ

フランス政府は27日、新型コロナウイルスの感染対策として、飲食店などの利用にワクチン接種完了証明の提示義務化を閣議決定した。これまでは陰性証明も認めていたがこれを除外し、事実上の接種義務化となる。議会で承認されれば、来年1月15日から適用される。新たな変異株「オミクロン株」の急拡大で新規感染者数は先に初めて10万人を超えており、医療体制の逼迫(ひっぱく)を回避する。

その他の規制として、1月3日から3週間にわたり、屋内イベントは2,000人、屋外イベントは5,000人に入場者数をそれぞれ制限する。長距離列車や映画館での飲食を禁止するほか、カフェやバーでのサービスは着席者に限定し、立ったままの飲食を禁止する。

また、少なくとも週に3日以上の在宅勤務を義務化する。

一方、12月31日の外出制限などは導入せず、学校も1月3日から予定通り再開する。

カステックス首相は記者会見で「結末のない映画のようだ」と述べた。ワクチン接種完了証明に代わり、検査の陰性証明でも有効だった「ヘルスパス」を、ワクチン接種完了だけを証明する「ワクチンパス」に変更するとした。

ワクチン接種を巡っては、2回の接種を完了してからブースター接種までの間隔をこれまでの4カ月から3カ月に短縮する。

フランスでは25日、1日の新規感染者数が10万4,611人となり、パンデミック(世界的大流行)が始まってから初めて10万人を突破した。


関連国・地域: フランス
関連業種: 医療・医薬品マクロ・統計・その他経済社会・事件

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