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オランダ、コロナ規制を1月半ばまで延長

オランダ政府は14日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて導入している部分的なロックダウン(都市封鎖)を来年1月14日まで延長すると発表した。新規感染者数も入院患者数も高い水準で推移しているため。クリスマス休暇を通じて現行規制を適用するほか、小学校のクリスマス休暇を1週間前に開始するよう要請した。

政府は今回、これまで主流だった変異株「デルタ株」の感染のピークは超えたとみられるものの、医療システムの圧迫は続いており、感染拡大をできるだけ長く食い止める必要があると説明。また、新たな変異株「オミクロン株」は数週間以内にオランダの主流株となる見込みで、慎重な対応を要すると話した。

現行規制では、飲食店や文化・スポーツ施設、一般の小売店などは、午後5時から午前5時まで営業が禁止されているほか、スーパーや薬局など、生活必需品を扱う店舗も、午後8時には閉店となる。混雑する場所では1人当たり5平方メートル相当のスペース確保を要請。個人宅での集まりは最大4人までとし、事前に自己検査を受けることが求められる。

また、13歳以上は公共交通機関や公共施設の屋内で、マスクを着用する必要があるほか、飲食店や文化施設などではワクチン接種完了などを証明する「コロナ・エントリー・パス」の提示と、対人距離1.5メートルの確保が義務付けられている。政府はできるだけ他者との接触を減らすよう要請しており、在宅勤務を推奨している。

ワクチンの追加接種を巡っては、オミクロン株の感染拡大を踏まえ、対象を18歳以上の全ての成人に拡大し、来年1月後半までに提供する計画を示した。接種までの間隔は6カ月間から3カ月間に短縮。これにより、850万人が追加接種を受けることが可能となる。なお、60歳以上の高齢者の大半は、年内に接種が受けられる見通しという。


関連国・地域: オランダ
関連業種: 医療・医薬品マクロ・統計・その他経済社会・事件

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