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英、全成人にブースター接種 オミクロン株対策へ間隔も短縮

英政府は11月30日、来年1月末までに新型コロナウイルスワクチンのブースター接種の対象を18歳以上の全成人に拡大すると発表した。新変異株「オミクロン株」の感染拡大を防止するためで、2回目の接種からの間隔も6カ月から3カ月に短縮する。

英国のワクチン展開計画の諮問機関、予防接種・免疫合同委員会(JCVI)は29日、ブースター接種の対象拡大を勧告。ブースター接種の対象年齢はこれまで40歳以上だった。JCVIはさらに、3回目の接種を完了した重度の免疫不全状態の人は、最低3カ月の期間を空けて4回目のブースター接種を受けるべきとも推奨した。

ブースター接種に使われるのは、米ファイザーと独ビオンテック製、または米モデルナ製のワクチン。JCVIはこれらのワクチンはブースターとして接種することで、抗体レベルが大幅に増加することが示されているとしている。

また、全ての12~15歳の子どもに2回目の接種も提供する。1回目から12週間後以降に受けられる。英国で使用が承認されていない5~11歳へのワクチン接種については、引き続きデータを基に検討を続けるという。

JCVIは、オミクロン株の感染拡大のピークを招く前にワクチン接種の展開をさらに加速させることが必要と強調。ただ、現時点では同変異株が従来の新型コロナウイルスに比べて重篤な症状を引き起こし、死亡率を高めるなどのデータはないとしている。


関連国・地域: 英国
関連業種: 医療・医薬品マクロ・統計・その他経済社会・事件

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