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ドイツ、感染者が6万人超え 規制検討受けワクチン接種者急増

ドイツで18日、新型コロナウイルスの新規感染者数が6万5,371人となり、1日当たりの感染者数の過去最多を更新した。感染源となっているワクチン未接種者への全国的な規制強化が検討される中、規制の対象となることを回避するためワクチン接種者が急増している。

保健省によると、16日にワクチン接種を受けた人は43万6,000人に上った。これは過去3カ月で最多で、うち30万人がブースターと呼ばれる3回目の接種だった。17日にはさらに増え、計50万4,000人がワクチン接種を受けた。

連邦政府報道官は「多くの国民がワクチン接種の必要性を認識している証し」とコメント。しかし、ワクチン接種率はまだ十分ではないとしている。ドイツのワクチン接種完了者の割合は67.8%で、スペインが約80%、オランダやイタリアも70%台に達する中、欧州連合(EU)諸国では低い水準にある。

ベルリン州や西部ノルトライン・ウェストファーレン(NRW)州など感染拡大が深刻な州では、飲食店やジム、美容室などの利用に際し、ワクチン接種証明書または回復証明書の提示を義務付けている。連邦16州の首相は、この規制の全国的な拡大について18日に話し合う。

ロイター通信によると、この日の協議で、病院の受け入れ態勢が逼迫(ひっぱく)している地域を対象に、公共施設や文化施設、スポーツイベント、レストランの利用はワクチン接種完了者かコロナ感染から最近回復した人のみに限定する方針で一致したという。


関連国・地域: ドイツ
関連業種: 医療・医薬品社会・事件

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