英政府は、イングランドで2回目の新型コロナウイルスのワクチン接種を完了した人に対して、感染検査の陽性者と接触していた場合の自主隔離措置を免除する方針のようだ。8月16日から有効となる見通し。併せて、18歳未満にも同様の免除措置を取る方針も明かした。ジャビド保健・社会福祉相が議会で発表した内容として、BBC電子版が6日伝えた。
現在、英国では陽性者と接触した場合、最長10日間の自主隔離が義務付けられている。
ジャビド氏はこの隔離措置について、2回目のワクチンを接種してから最低10日が経過した成人については免除対象にすると表明した。なお、濃厚接触者は引き続きPCR検査の実施が奨励されるほか、陽性反応が出た場合は、ワクチン接種を受けたかどうかにかかわらず、自主隔離の必要が生じると述べている。
■生徒帰宅措置も終了へ
ウィリアムソン教育相は、イングランドの学校で1人の生徒に陽性反応が出た場合、多数の生徒を帰宅させる現行の措置を、19日から廃止する方針を明らかにした。
ジョンソン英首相は先に、イングランドで新型コロナウイルス対策として導入してきたロックダウン(都市封鎖)の緩和計画のうち、最終段階となる4段階目の緩和を19日に実施すると発表。これにより、マスク着用が個人の自主性に任されるほか、対人距離のルールや、在宅勤務の要請がなくなるなど、ほとんどの規制が撤廃される。
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