ドイツのシュパーン保健相は17日、新型コロナウイルスのワクチン接種の対象を6月7日から16歳以上の全ての希望者に拡大すると発表した。
ドイツでは現在、年齢や基礎疾患、職業などに基づき優先グループへの接種を実施している。6月7日からは16歳以上であればこうした条件に関係なく接種を受けられるようになる。ただ、シュパーン保健相は、供給・物流の問題で必ずしも6月に希望者全員にワクチンが行き渡るとは限らないとしている。一方で、政府は夏までには希望者への接種を終えることを目標に掲げていると改めて強調した。
また、関係当局はすでに12歳以上の子供への接種の開始時期と方法について検討しているという。
ドイツでは6月7日までの3週間で、少なくとも1,500万人が1回目または2回目の接種を受ける予定になっている。これまでに接種を受けた人の数は4,000万人に上っており、人口の約37%に当たる。2回目の接種を完了した人の割合はおよそ11.2%に達している。
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