ドイツで新型コロナウイルスの過去7日間の人口10万人当たり感染者数が、3月以降で初めて100人を下回った。国立ロベルト・コッホ研究所が5月14日に発表したデータで明らかになった。 これを受け、一部自治体は規制緩和の可能性も示している。
過去7日間の人口10万人当たり感染者数が3日連続で100人を超えた場合、独政府は「緊急ブレーキ措置」として夜間外出禁止や集会人数制限、店舗閉鎖などを導入する。規制解除には、この感染者数が5日連続で100人を下回ることが条件とされる。14日は96.5人で、前日の103.6人、1週間前の126人から大幅に減少した。
シュパーン保健相は先に、感染拡大が減速傾向にあることに加え、ワクチン接種が進展していることを受けて、流行の第3波がピークを過ぎたとの見解を示した。首都ベルリンなどは、近日中に規制を緩和する方針を明らかにしている。
ドイツの新規感染者数は14日時点で1万1,336人となり、累計感染者数は357万7,040人に達した。新規感染死者数は190人で、死者は累計で8万5,848人に上っている。
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