製造業PMI、12月は依然50ポイント割れ

金融情報サービス会社マークイットは2日、2011年12月のユーロ圏製造業PMI(購買担当者景気指数)の確定値が46.9ポイントとなったと発表した。速報値から変化がなく、11月の46.4ポイントと比べやや上昇した。ただ、景気の「改善」と「悪化」の境目となる50ポイントを5カ月連続で下回っている。

12月は調査を行っている全7カ国の生産高が2カ月連続で低下したものの、ドイツとフランス、オランダ、オーストリアの落ち込みは緩和された。また、ユーロ圏の新規受注は内需の低迷と対外貿易の縮小が響き、7カ月連続で下げた。

国別の製造業PMIは、スペイン(43.7ポイント)が過去3カ月で最低となったものの、フランス(48.9ポイント)やドイツ(48.4ポイント)はいずれも上昇。債務危機に揺れるギリシャは42ポイントとなお低水準にあるが、過去3カ月では最高となった。

マークイットのクリス・ウィリアムソン首席エコノミストは「12月はPMIの落ち込みが若干緩和されたものの、2011年第4四半期(10~12月)の製造業生産は前期比1.5%縮小したようだ」と指摘。今年第1四半期については、さらに落ち込む可能性もあるとの見方を示している。

■英も縮小傾向続く

マークイットは3日、12月の英国の製造業PMIが49.6ポイントになったと発表した。新規受注の落ち込みが緩和され、11月の改定値(47.7ポイント)から大幅に上昇したものの、景気の「改善」と「悪化」の境目となる50ポイントを5カ月連続で依然として下回っている。


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