自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は4日、2011年の米国販売台数が32万4,402台となり、前年から26.3%増加したと発表した。テネシー州のチャタヌーガ工場で生産された中型セダン「パサート」が2倍以上に増えたほか、主力の小型車「ジェッタ」も好調で、2002年以降で最高を記録している。
12月単月では、前年同月比36.2%増の3万2,502台。中でも「パサート」が6,884台と貢献した。「ビートル・クーペ」は約6倍に伸びたほか、「ジェッタ」も11%増えている。
■アウディは過去最高
VW傘下の高級車大手アウディは昨年、米国で前年比15.7%増となる11万7,561台を売り上げた。旗艦モデルの「A8」が約4倍に伸びたことが大きい。中型セダン「A6」は28%、「TT」も46%それぞれ増えている。
12月単月では、前年同月比20%増の1万2,655台。昨年は全ての月で単月の販売台数記録を更新し、通年でも過去最高を塗り替えている。
■ポルシェも前年から増加
高級スポーツカー大手ポルシェの昨年の北米販売は、前年比14.6%増の2万9,023台に達した。
車種別に見ると、スポーツ多目的車(SUV)「カイエン」が55.6%増えたほか、モデルチェンジを控えた「911」も4.9%のプラス。一方、4ドアセダン「パナメーラ」とオープンカー「ボクスター(ケイマン含む)」はいずれも前年比で減少した。
12月単月では前年同月比28.6%減の1,834台にとどまった。「911」をはじめ、全モデルで前年割れとなっている。
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