欧州復興開発銀行(EBRD)は18日、2011年の中東欧および旧ソ連諸国向け投資額が過去最高の90億ユーロに達したと発表した。投資対象となる29カ国が、依然としてユーロ圏の債務危機など経済的なリスクに直面していると指摘している。
EBRDの投資は通常、民間部門と連動しており、同行の出資に対する需要が依然として高まっている背景には、金融危機やユーロ危機により投資対象地域への民間資金が抑えられていることがある。
EBRDはまた、複数の信用格付け会社が同行の財務状況に関する信用格付けを最上級のトリプルAで維持したことを明らかにした。同行は今年、北アフリカと中東地域に初の投資を実施する予定だ。
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