ドイツの国立ロベルト・コッホ研究所は16日、英国と英領北アイルランドを新型コロナウイルスの変異株がまん延しているリスク地域から除外し、入国者に対して義務付けていた隔離措置を18日から撤廃すると発表した。
英国などの他、フィンランド南部のピルカンマー(Pirkanmaa)地域と、アイルランドの中西部と南東部もリスク地域から除外された。
ドイツは昨年12月、英国と英領北アイルランドで感染力の強い英国型変異株が確認されたことを受けて、同国をリスク地域に指定。しかし、英国政府は先に、50歳以上と基礎疾患のある人、医療従事者、ソーシャルケアワーカーの全員に1回目のワクチン接種の機会を提供する目標を前倒しで達成。新規感染者数は大幅に減少している。
一方、ドイツでは英国型変異株の感染が拡大して第3波に見舞われている。同研究所によると、16日時点の過去24時間の新規感染者数は2万5,831人。感染死者数は247人で、累計では8万人に達する勢い。病院の集中治療室(ICU)もひっ迫している。
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