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独、英国製ワクチンに年齢制限 血栓事例で60歳以上の投与に限定

ドイツ政府は3月30日、31日から英アストラゼネカ製の新型コロナウイルスワクチンの投与対象を主に60歳以上に限定すると発表した。60歳未満の人が同ワクチンの接種後に重篤な脳静脈洞血栓症を発症する少数の事例が報告されたため。

ドイツの予防接種常任委員会(STIKO)はこれに先立ち、同ワクチンの投与対象を60歳以上に限定することを推奨していた。ただ、医師の判断や個人的なリスク評価に基づき、本人が望む場合には接種を認めるべきとしている。

STIKOによると、アストラゼネカのワクチンの接種を受けてから4~16日後に、脳静脈洞血栓症を発症した事例がごく稀だが報告された。発症者の大半は60歳未満だったという。BBC電子版によると、ドイツ国内で同ワクチンの接種を受けた270万人のうち、発症者は31人だった。

メルケル首相は「ワクチン展開の成功は信頼性にかかっている」とコメント。アストラゼネカ製ワクチンの信用を傷つける危険性については「何もなかったふりをし、(脳静脈洞血栓症の)事例を深刻に受け止めないわけにはいかない」と強調。「情報開示と透明性がこうした状況に対処する最善の方法だ」と話した。

同ワクチンを巡っては、欧州医薬品庁(EMA)と欧州委員会が1月末、欧州連合(EU)域内での使用を承認したものの、ドイツは当初、高齢者への有効性を示すデータの不足を理由に65歳以上には使用しないよう勧告していた。3月上旬にはこれを撤回したが、同月中旬には欧州各国で接種後に血栓症を発症する事例が報告されたため、同ワクチンの展開を一時、全面停止。先に投与を再開したばかりだった。

欧州医薬品庁(EMA)と世界保健機関(WHO)は一貫して、同ワクチンの有効性はリスクを上回るとしている。また、EMAは血栓症との関連性についても調査した結果、同ワクチンが血栓症のリスクを高めることはないとの結論を下している。


関連国・地域: 英国ドイツ
関連業種: 医療・医薬品

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