• 印刷する

仏、独と国境接するモゼル県で規制厳格化

フランス政府は25日、ドイツと国境を接する北東部モゼル県で、新型コロナウイルスの封じ込め策を新たに導入すると明らかにした。同県で流行しているウイルス変異株を抑え込むためで、越境通勤者らは今後、PCR検査で得られた陰性証明を提示する必要がある。

越境通勤者はこれまで、入国時に陰性証明を提出する義務が免除されていた。だが、今回の規制導入に伴い、業務に関係ない理由で入国する際はこの義務を負う。欧州問題担当省によると、ドイツとフランスは警察の共同パトロールを強化する計画。モゼル県でのワクチン接種プログラムや感染検査の実施も、より加速させるという。

同県の東部では最近、南アフリカ型変異株の感染が拡大し、地元当局からロックダウン(都市封鎖)を求める声が上がっている。一方、ウイルスが再流行している北部ダンケルク(Dunkirk)では、一時的に週末のロックダウンが導入される見通し。

こうした中、政府は全国的な封じ込め策実施には消極的だ。マクロン大統領は、パンデミック(世界的流行)下であっても欧州連合(EU)加盟国との国境は開放しておくべきとの見解を曲げず、先にはドイツと、両国間の国境封鎖を回避するための方策を模索すると述べている。


関連国・地域: ドイツフランス
関連業種: マクロ・統計・その他経済社会・事件

その他記事

すべての文頭を開く

フォルビア、ルーマニアの開発センター閉鎖(06/20)

大企業の支援や民主化が重要 <独自>ビバテック要人発言録(06/20)

日立、伊北部でトラムプロジェクトに参画(06/20)

ユーテルサット、仏軍と提携=10億ユーロ(06/20)

シトロエン、8.2万台の使用中止呼びかけ(06/20)

英沖で浮体式風力開発へ=エクイノールなど(06/20)

コルロイト、小売店81店舗を仏社に売却へ(06/19)

ノルウェー、世界最大のCCS事業本格始動(06/19)

仏トタル、北海洋上風力の開発権取得(06/19)

エヌビディアGTC、仏開催 <独自>このまま独走続くのか?(06/18)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン