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英首相、ワクチンパスポート導入検討を約束

英国のジョンソン首相は23日、新型コロナウイルスのワクチン接種を受けた人が使用できる接種証明書「ワクチンパスポート」の導入について、検討すると発言した。一方で導入については重大で複雑な問題があるとしている。BBC電子版が伝えた。

ジョンソン首相は、パブや劇場を訪問する際にワクチンパスポートの提示を義務付ける考えは「わが国にとって目新しいもの」とコメント。また、政府が国民に対してワクチンパスポートを義務付けたり、禁止したりすることには倫理的な問題があると指摘した。「ワクチンを接種できない人を差別することはできない」として、医学的な理由などでワクチンを拒否する人々への配慮が必要だとした。

ワクチンパスポートについては、ゴーブ内閣府担当相が導入の是非に向けた調査を主導する。パスポートにはワクチン接種の有無だけでなく、検査の陰性証明も記録される可能性がある。また、国民医療制度(NHS)のアプリが利用され、個人が必要に応じてアプリに自身の状態を表示できるようにする方法もあり得るという。

ワクチンパスポートを巡っては1月、欧州連合(EU)で議論が行われたが、実施が見送られた。観光大国であるギリシャが、夏に向けてEU域内の自由な移動を後押しする狙いで域内共通での発行を提案していた。


関連国・地域: 英国
関連業種: 医療・医薬品社会・事件

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